マッドコブラは2003年9月末をもちまして営業終了となってしまいました。以下の記事、写真は2003年7月末時点のものです。「ウエーブライダー(水上オートバイ)」も同時に営業終了となっています。

    

所在地:三重県鈴鹿市稲生町

交通アクセス:(車)東名阪自動車道・鈴鹿IC下車約20分 / (電車)近鉄名古屋線白子駅下車

歴史など:鈴鹿サーキットの歴史のはじまりは、1961年にレーシングコース・自動車遊園地の建設を行う「株式会社モータースポーツランド」の設立にあります。まず同年に東京日野市に多摩テックを開業。翌1962年には、わが国初の国際水準を抜くレーシングコース、鈴鹿サーキット完成にいたりました。そしてさらに翌年の1963年、鈴鹿サーキット第1期自動車遊園地の完成、営業開始と相成ったわけであります。以後、社名を数回変えつつ、サーキット、遊園地ともに発展を遂げてきました。

レーシングコース鈴鹿サーキットの我が国モータースポーツ界における地位、重要性は今や論を待たないばかりか、遊園地モートピアも、多摩テックと合わせると、我が国の「遊園地」(いわゆるテーマパークを除く)としてはトップクラスの集客数、売り上げを誇っています。

上に述べたような生い立ちであるため、とにかく自動車のように「自分で運転できる乗り物」が非常に多いのが特徴です。それと近年では、手塚プロが手がけるオリジナルキャラクター「コチラちゃん」を導入して、さらに性別を問わず子供達の支持を集めるような方向に進んでいると思われます。

   
   
〜〜それでは鈴鹿サーキットモートピアの園内をご案内します〜〜

乗り物では、「ゴーカート」の類がものすごく充実しているので有名です。何しろカーレースの総本山みたいな鈴鹿サーキットですから、子供用から本格派といえるものまで、取りそろえています。ここでは、そのゴーカート以外のアトラクションから、いくつかを紹介します。

         
ENTRANCE

シンプルですっきりしたエントランスです

     
    
入場すると、まず目に付くのが、こういったショップ

   
   

こんなお店が並んでいるいるのを見ると、ああ「鈴鹿サーキット」に来たんだな、といった実感がわいてきます。

     
    

こちらは国際レーシングコース「鈴鹿サーキット」のエントランスで、ブラックアウトの隣にあります。

   
   

「鈴鹿サーキット」のメインストレートとグランドスタンド
写真左奥のほうが第1コーナーです
(観覧車からの眺めです)

     
       

EVカート

ここモートピアでは、乗り物の数が豊富なのはもちろん、それぞれの駅舎がきれいにデザインされて楽しげなのが特徴です

   
   

EVカートというのは電気自動車で、車体左側にレバーみたいなのがあって、それを操作しながら走っているようです。緑の中に、かなり長いコースがあります。

    
   
タウンドライブ

これもクルマに乗って走るアトラクション

   
   
このようにかわいらしく作られた街並の中を車で自由に走行することができ、実際の街で起きる様々な場面(ドライブスルー・でこぼこ道・踏切など)に遭遇することで、楽しみながら知らず知らずのうちに危険予知や回避の学習ができる、というアトラクションです。見るからに楽しそうです。

   
      
プートのちんちん電車

プートはメインキャラクター「コチラちゃん」の友だちの名前です。こどもが運転して、家族が一緒に乗れる電車です。鉄橋あり、トンネルあり、標識あり、と変化に富んでいます。駅↓も立派ですね!

      
     

これがそのちんちん電車
いや〜私も乗りたい!!

ちゃんとそれらしい駅も設けてあります

    
    
キッズバイク

子供用バイクですが、まずこのように一人ひとり練習させてもらって、その後、コースを走ります。終了すると、ライド写真付きの「ライセンス」を発行してくれるとあって、大人気です。もしかしたらお母さんのほうが熱心だったりして。

    
        
外輪船

これ外輪船という名前ですが、実は水陸両用車です。このように池の部分と、普通のカートのコースの部分があって、水陸両用車でのドライブ(クルーズ)が楽しめます。2人乗りで、小さい子が、親子で乗っている姿が多かったです。

     
    
ウエーブライダー

(残念ながら、これは2003年9月にて営業終了となりました)

      
    
バットのこうじげんば

「バット」も、コチラちゃんの友だちです。それにしても、ほんとうに「クルマ」なら何でもあるよ! これなんか、ショベルカーの操作をするんです。

    
       
シューティングライド スコーピオン

よくある、屋内型シューティングライドアトラクションですが、けっこう「熱く」なって、繰り返しチャレンジしてしまいました。ハイスコアーみたいな点数を出すには、何だか「裏ワザ」みたいなのを修得しないと不可能らしいです。

    
    
コチラちゃんのプッチタウン

いちいち説明するの大変だから省略するけど、カワイイぞー、楽しいぞー。

   
   
コチラちゃんのエンジョイキッズステージ

コチラちゃんと、その仲間による歌と踊りのショーです

    
     

ロッキーコースター

一部にはこういった普通の遊園地っぽい乗り物もちゃんとあります。マイルドなキャメルバックコースターですが、この付近だけ、何となくロッキー風?の雰囲気が作り出されています。ウッディでおしゃれな駅舎です。

  
  
  
  

特徴は後ろ2つの車両は、座席が後ろ向きになっているということです。特徴はそれくらいかな。

  
  
マッドコブラが背景に入っていたので、メモリアルとしてもう1カット

   
        
そして、モートピア・エリアDの全景
2003年撮影)

以上、一部紹介してきました、とても楽しげな鈴鹿サーキットモートピアですが、われわれの本来目指す、マッドコブラやブラックアウト、それにスペースショットといった絶叫マシンが設置されているのは、そちらとは違う、この「エリアD」というところなのです! 

このエリア、はこれまで紹介してきた子供達が集まるエリアとは、道路1つ隔てた(写真の左)別の地域で、園内においてはちょっと隔離されたような、別世界みたいなところなんです。写真でもほとんど人の気配がなく、ゴーストタウンみたいな状況であることがおわかりいただけると思います。異端の地と言っても良いかもしれません。(この時、他のエリアには、ちゃんと人がいっぱいいます)

ここの真ん中(ブラックアウトの向こう側)にはレーシングコースへのエントランスがあって、写真で右の方がいわゆる「鈴鹿サーキット」の部分で、どちらかというと、サーキットの敷地の一部と言った方がわかりやすいかもしれません。

     
〜まとめ〜

とにかく、「自分で運転して走らせる乗り物」の充実度はすごい。子供にとっては、まさに天国、ドリームランド、といっていいかもしれません。

それと、それら遊具や施設のデザイン、装飾、色彩など、カラフルかつ楽しげに仕上げられており、そういった面でも夢を感じさせられる遊園地となっています。

手塚プロによるキャラクターの「コチラちゃん(とその仲間)」はとてもよい出来で、楽しい雰囲気を大きく盛り上げています。そして最近では、さらに一歩進めて、そのコチラちゃ中心としたテーマパーク作り、そういった方向性も少しづつ見えてきているような気がします。

そういったことから、ここは「子供と行きたい遊園地」としてはトップクラスの評価があたえられると思います。

絶叫系は上の3つだけで、園全体の中でみると、ちょっと「浮いた」存在となっているように見受けられます。

    

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