ルスツリゾート遊園地 part2 (パークガイド)
   
〜〜ルスツリゾート遊園地はこんなところです!〜〜
   

ルスツタワー 

ルスツリゾートのシンボル的な建物で、24階建て、高さ79m、収容人員約1000名の巨大なホテルです。このホテルはルスツリゾート全体から見れば、国道230号線をはさんで反対側の場所に少し離れて建っているの「別棟」というか「離れ」みたいな印象の施設です。

一方、先のエントランスのところにあった白い建物は、本館、ノースウィング、サウスウイングと呼ばれる一連のホテルと関連施設で、これらは軒を連ねたような形で並んでいます。

手前に吊り下げ式コースターのハリケーンと、日本最古のコークスクリューが並んでいるのが見えます。

  
  
↓↓まあ、とにかくこんな感じ---ループ・ザ・ループとスペースショットを望む。上の写真のハリケーンはスペースショットの左に隠れています。向こうに広がるのはゴルフ場です。

  
       
↓↓上の写真から視線を右に移すとこんな風景が。向こうに見える山が、スキー場のメインエリアとなる、East Mt. Mt.Isola です。このあたりはまさにスキーヤー憧れの地と言えます。それにしても、自分がこうやって「雪のないルスツ」に来ることになろうとは、何年か前には想像だにしませんでした。

右端にはスタンディングコースターの姿が見えます。

  
上と同様ですが、少し上から見下ろしたところです。右端にマウンテンジェットコースターが見えています。ウルトラツイスターは、右側手前でマウンテンジェットコースターの隣、一段高くなったところにあります。

  
ハリケーン

入り口のほうから歩いてくると最初に出会うマシンがこれ。すでにブラックアウト(鈴鹿サーキット)、F2(ナスハイランドパーク)でおなじみの吊り下げ式コースターですが、ロケーションとカラーが違うと、また違った雰囲気をかもし出してくれるものですね。

   
    
ループ・ザ・ループ

古典的名機ともいえる往復式ループコースターです。私もここで初めてこれに出会うことができました。かつての超絶叫コースター、ムーンサルトスクランブルの面影は確かに感じ取ることができます。

     
大観覧車

サイズなど不明ですが、ベースのところから一段と高い丘というか山の中腹みたいなところに建っているので、非常に展望が良いです。同じ高さのエリアには他に、バイキング、フリーフォール、ハートビート(いわゆる「ワイルドストーム」)があります。この斜面には「マウンテンロード」という「動く歩道」が設置されていて、楽に坂を登ることができます。

    
上の段に上って、観覧車を裏側から見たところ。日本の絶景観覧車のトップクラスでしょう。
   
    
スタンディングコースター

よみうりランドのものと同型機。
自然に溶け込んでいると言っていいような佇まいは非凡です。

   
   
   
ウルトラツイスター

とにかく美しいですねー。感動モノです! このように山の斜面の途中に設置されている姿は、スカイランドいこまのウルトラツイスターに通じるものがあります。あまり幅をとらないので、山の一部を切り開いて設置するのに適しているのだと思います。

   
    
   
スペースショット

一般的な「50m級」のものだと思います。

てっぺんにはスルツリゾートの文字が

  
   
「RIDE IT ・・・
FEEL THE AMERICAN POWER
と書いてあるんですね。

今まであまり気に留めていなかったけれど、このご時世、この言葉は何だか気になります。

どの席に座っても展望に「はずれ」がないのがいい。ただし、空いているからいつでも好きな席を選んで乗れますが。

   
トップガン

トップスピンみたいなもの。トップスピンはドイツの「フス社」製ですが、こっちはイタリアの「ソリアーニ&モーサー社」製とのことで、要するに別の会社の類似品ということになります。

他に、ナスハイランドパーク、ひらかたパークなどにあります。トップスピンとの違いはよくわかりません。

   
   
フライングカーペット

これには参りました!・・・というのは、1人で乗ったのですが、機械の調子が悪くて、ちょっと動いて上に上がったらしばらく止まったりして。そのたびに何度もやり直して、何だか随分長い時間乗っていることになりした。

オペレーション係の「お姉さん」が、盛んに首をひねりながら、「おかしい、おかしい」という感じで苦労しているようっだったので、「だめだったら無理しなくていいですよ」と言ったら、「大丈夫、故障じゃないから。寒くなると時々こうなるの」とか言っていました。

結局、やり直し5、6回目くらいでちゃんと動き出して最後まで堪能できたという次第。

「フライングカーペット」と呼んでおりますが、このようにFLIEGENDER TEPPICH とロゴが打ってありまして、これはドイツ語で「空飛ぶじゅうたん」の意味。

この際、せっかくだから覚えておきましょう。ちなみにドイツはジーラー社の製品のようです。

   
      
マッドマウス

何かこれも、ずいぶんと「活きの悪い」マウスで、姫路セントラルパークのラビリンスみたいにヌルヌル、ノロノロといった感じで走っていました。

そう言っているうちに調整中になってしまって乗れなくなってしまいました。調子悪かったのかな?

それにしても、このライドや雰囲気で「マッドマウス」という名称なのも、ちょっと変な感じがします。

   
     
ミュージックエキスプレス

これは十分に絶叫マシンの部類にはいる回転系です。回転系だけどちょっとコースターっぽいところがあるので、私はけっこう好きです。

「うねうね」とアップダウンしながらすごいスピードで走行(回転)するので、キャメルバックコースターに近い感覚です。ただし「浮き」はしませんが。

座席が幅広くてベンチ状になっていて、すごい遠心力で外へズルッと押しやられます。その様子を外で見ているだけでも楽しいマシンです。

現在、ルスツ、東武動物公園、スカイランドいこま、エキスポランドなどにあります。途中で逆回転のバック走行になるのが面白いのですが、東武動物公園のだけは何故か前進のみです。(機械は同じなので、バックさせられるはずなんですが・・・)

   
       
バイキング

ここのバイキングは、観覧車のある一番高いエリアにあるので、すばらしい眺めです

        
      
フリーフォール

フリーフォールはインタミン社の製品で、1982年、アメリカのマジックマウンテンに設置されたのが世界第1号。日本では1986年、東京サマーランドと姫路セントラルパークが最初。ルスツはその翌年あたりだそうで、実はかなり古くからあるみたいです。

横から見たフリーフォール

ここでは観覧車に乗ると、こうやって真横から眺めることができます。このような視点で落下するのを見るのは面白いかもしれません。

ただし、この日は残念ながら、フリーフォールは点検中で動く姿を見ることはできませんでした。(もちろん乗れなかった)

    
ハートビート

いわゆる「ワイルドストーム」で、詳しい解説は浜名湖パルパルのところを見てください。ここへ来て初めて知ったのですが、これもトーゴ社の製品。

何故か、ルスツ、パルパル、スカイランドいこま、と「風」が気持ち良い場所に設置されていて、偶然とは思えません。「あなたもルスツの風になれる」といった感じでしょうか。実際には風はちょっと冷たかったけど。

   
夕暮れの景色

ノースウイングを望む(遊園地を背にして)

こうしてルスツでの秋の1日は終わりを告げるのでした

この右側にホテルの本館やサウスウイングがあります。右端にちょっと見えている道がエントランスから遊園地への通路になっています。園内には広瀬香美の曲が流れたりして、「白い季節」もそう遠くないな、そんな感じでした。

     

スキー歴はとうに30年を越え、冬場には(気持ちだけは)スキーに夢中になっている私としては、若いころから「いつかは北海道でスキーを!」、そして10年くらい前からは、「いつかはルスツで!」というのが夢みたいなものでした。

しかし、ルスツはあまりにも遠く、その夢は実現しないままに今日まで来てしまいました。

ああ、憧れのルスツスキー場

ところが、今、ここに確かにルスツの大地に立つ自分が居る・・・何故か雪のないルスツに。

この夕暮れの中に佇んで、そんな「人生の不思議」に深い感慨を持ったのでありました。

   
まとめ

絶叫遊園地としては、とにかく「何でもあり」という品揃えで、これらが乗り放題状態で楽しめるため、絶叫ファンにとっては「こたえられない」遊園地です。「絶叫好き」がガンガン遊ぶには最高です。

ただしコストダウンの影響などから、アミューズメントパークとしての作り込みは不十分で、遊具を集めて配置しただけ、という感がしないでもありません。

絶叫マシンの内容を見れば堂々のメジャー級遊園地でありながら、どこまでいっても「リゾートホテルの裏庭に付属するローカル遊園地」という印象がぬぐいきれず、リゾートとしての夢のある雰囲気や、子供が目を輝かせるような「品揃え(と、その内容)」や「作り」にはなっていないような気がします。圧倒的に素晴らしい自然環境がそれを補って余りある、ということだけは救いですが・・・。

今後の発展のためには、何とかそういった点に留意してパーク作りを進めていってほしいものだと思います。

   

    

inserted by FC2 system