スクリューコースター
          
      
日本で2番目に導入された
宙返りコースター

現代における宙返りコースターの世界初登場は、アメリカ、ナッツベリーファームのコークスクリュー(アロー社製、1975年)でしたが、それが2年後の1977年に谷津遊園に導入されたのが日本初の宙返りコースターでした。

そして、谷津遊園に続き日本で2番目の宙返りコースター(すなわち西日本初)がこの奈良ドリームランドのスクリューコースターです。そういった意味で大変由緒あるコースターといえます。設置は谷津遊園の翌年、1978年で、同じアロー社製のもの。

レイアウトは、巻き上げ最高点で右に180度旋回した後、ファーストドロップ。ドロップ後、右にヘアピンカーブして、2回転スクリューを経て、また右カーブして駅舎に戻ります。

ファーストドロップと2回転スクリューだけ、というシンプルなものです。

   
歴史的に見ると、「宙返りコースター」はアメリカで1900年ごろ一度登場したものの、正円形ループのため「むち打ち症」続出となり、短期間で消え去ることとなりました。その後は事実上継続がなく、やっと約75年後にこのアロー社製のコークスクリューが登場しました。

このように「宙返りコースター」は過去に一度失敗の歴史があり、それの再登場ということから、この時きっと設計にはかなり注意を払ったものと思われます。クロソイド曲線のような理論を厳格に適用しているのでしょうか(よくわかりませんが)、今乗ってみると、Gの掛かり方も比較的少なく、かなり体の負担が少ない、マイルドな印象を受けます。

そういった意味で、「世界初登場モデル」に想いを馳せることのできる貴重なコースターと言えるでしょう。

    
アロー社製のコークスクリューで国内に現存するのは、ルスツリゾート(谷津遊園からの移設)、八木山ベニーランド、としまえん、ナガシマスパーランド、奈良ドリームランド、の全5基と思われます。私はベニーランドのものは未体験ですが、ナガシマスパーランドのものだけちょっと衝撃が強いような印象があります。
   

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