奈良ドリームランドは
ディズニーランドをテーマとしたテーマパークだった

       

近代日本の遊園地、特に現在に通じる、本格的な都市型機械化遊園地として最初のものは後楽園ゆうえんち(昭和30年、1955年開園)であったと言われています。そしてこの年は、同時にアメリカにおいて最初のディズニーランドが開園した年でもあり、遊園地あるいはテーマパークの歴史上、極めて意義深い年であったといえます。そして私(絶叫REVIEW 管理人)がこの世に生を受けたのも、まさにこの年(1955年)であったというのは、単なる偶然でしょうか?(笑)

それはさておき、その6年後に、日本にもディズニーランドのような遊園地を作りたい、そう考えた一人の日本人が作り上げたのが、この奈良ドリームランドでした。(昭和36年、1961年開園)。

奈良ドリームランドは、ディズニーランドを模して作られ、当時の記録によれば、パーク内には、「未来の国」「幻想の国」「冒険の国」「過去の国」「メインストリート」の5つのエリアが作られ、まさにディズニーランドをテーマとしたテーマパーク、と言ってもよい画期的な遊園地であったようです。さらには、かつて一世を風靡したあの潜水艦のアトラクションもここにあったらしく、いずれにしても文字通り真に「夢の国」みたいな場所であっただろうことは、想像に難くありません。当時の名残が、現在でも、入り口近くの「鉄道の駅」や、中央部の「お城」さらにはアトラクションの「ボブスレー」などに見られます。

まだ日本において「現在に通じるような近代的遊園地」がほとんど出現していなかったこの時代に、当時最先端をゆくディズニーランド(アメリカにおいても従来の遊園地とは一線を画する新しい施設であった)を模倣した遊園地が誕生したということは、驚くべき事と言わざるを得ません。

同じ会社によって、横浜ドリームランドが3年後の昭和39年、1964年に開園。この年は、さらに東海道新幹線の営業開始、東京オリンピック開催と、第2次世界大戦後の近代日本の高度成長期の幕開けを記念するような極めて大きなイベントもあった年であり、そういった日本の発展にあわせて遊園地も誕生してきたということがよくわかります。

日本の戦後復興期に続く高度経済成長とともに、国民に夢を与えてきたドリームランド・・・・

そして時は流れ、時代は移り・・・

両ドリームランドは最初は「日本ドリーム観光」という会社が経営していたようですが、業績の悪化とともに、ダイエーグループの傘下に入り、まず2002年には横浜ドリームランドが閉園しました。

そのダイエーグループも近年、業績悪化が顕著であることは周知の事実で、ダイエーホークスや福岡ドーム、ホテルなども身売りされた他、スーパーの閉店など経営再建のための業務縮小が進行中です。

さてそんな状況で、奈良ドリームランドは、といいますと・・・・

本当のところはよくわかりませんが、下に示したような状態で、いずれにしてもなかなか厳しい様相を呈していると言わざるをえません。

ホームページにある入場券をプリントして持っていくと、無料で入園できます。同様に「入園+乗り物フリー券」が2500円と大幅ディスカウントです。何だか閉店前の感謝セールみたいです。

(近くにあった、あやめ池遊園地の閉園にともなって、利用者が増えてくれればいいと思いますが・・・)

         


      

尚、ドリームランドの歴史については、こちらのページに詳しいですので、興味のある方は参照してください→→「Dream Memories

        

奈良ドリームランド TODAY
2003年6月8日 天候:快晴 絶好の行楽日和の日
   

この日は朝6時20分頃に浜松の自宅を出発したら、ちょうど9時55分ごろに
奈良ドリームランドに到着しました。開園は午前10時ですが、これはちょうど
その開園時刻です。入り口付近にいる人は、おおむねこの程度。

写真後方に見える鉄道の駅は、アメリカLAのディズニーランドにある
鉄道の駅を模して作られているようです。

   
この時、駐車場にあった車の台数は普通車10数台と中型のバスが2台のみでした。

ホントに、この写真に写っているだけです!

  
  
エントランスを入って、鉄道の駅を越えた付近。
下の写真のメインストリートの入り口に当たるところです。
右の建物はウルトラマンレストランと書いてありましたが、営業していないようでした。

  
  
↓↓ここらあたりまで歩いて来ただけで、何とも言いようのない「雰囲気」が・・・
(正面には、シンボルであった「お城」が見えます)  

ここは、かつての(今でも)「メインストリート」

  
  
ショップ、飲食店関係はこんなイメージ。所々閉鎖されている店も多かったです。
まあ、開いている店でも、入っている人はほとんどいないようでしたが。 

  
  
のような「お面」とか、こまごました「オモチャ」類、麦わら帽子もありました。
中央の「ふらっぺ」の、綿みたいなのに色をつけた「見本」が、埃でやたらに
汚れていて、とても食べるものの「見本」には見えません。

私(昭和30年生まれ)の子供の頃の縁日の店の雰囲気です。
開園したのがその頃ですから、まさに開園当時の雰囲気そのままと
いうことなのでしょうか。
これで「ドリームランド」では、ブラックジョークになってしまいます。

   
もうちょっと近づくと、こんな感じ

  
  
←2004年の写真はこれ

上の2003年に続き、2004年にも行ってきましたが、どうやらこの「ふらっぺ」はかなりの「年代物」のようです。

紙も同じものみたい。

下の台は、いつまでもつかな?

   

今後もどうなっていくか、要チェックですね。

   
   
うォ〜〜ッ! 「ファミリーゲームコーナー」

ウルトラマンの乗り物と、ガシャポン!

なんだ〜〜こりゃ〜〜、ドリームランド!!  

   
   
幼児用の遊具は、かなりの品揃えでした

こんなのも、なかなかいいです

  
  
おお、これは何と、キッズバイキングです!。
いや〜〜、なかなかいいマシンだと思いますが、
残念ながら、乗る子供はほとんどいないようですね。

  
 
高いところから見ると、こんなふうです。
左手に木製コースターASKA、右手にスクリューコースターが見えます。

  
  
スペースライナー

モノレールです。1961年の開園当初からのもので、日本のモノレールとしては
上野動物園のものと並んで最古のものの一つです。(車両は変わっているそうですが)
多分、1961年当時では「夢の乗り物」と言ってもよい、超先進的な存在であったと思います。
今見ると、ずいぶん低いところを走っていますし、形もクラシックな感じに見えます。
大体、えらく薄汚れているのが「ドリーム」との隔たりを感じさせられます。

→残念ながら2003年を最後に営業終了となってしまったようです。

  
  
FLASH DANCE

けっこういろいろな所にある回転系。三井グリーンランド(北海道)、那須ハイランドパーク、
仙台ハイランド、千葉市動物公園、日本モンキーパークなど---地方遊園地が多いかな。

  
  
これはオープンステージというところで行われる「キャラクターショー」みたいなもののようです。観客なんと10人数人!でした。やってる人もちょっと気の毒な気が・・・。

尚、後方のお城は、これもアメリカLAにあるディズニーランドの「お城(眠れる森の美女のお城)」を模して作られたものらしいです。写真で見比べてみると確かに中央部分はよく似ているようです。

   
この日、私は昼の12時前にはこちらを後にしましたが、そのころにエントランス近くの施設を通ると、こんな感じでした。ほんとうに人の気配すらしません。ゴーストタウンというか、そろそろ廃墟の仲間入りといった風情。

駐車場を出るときに、数えてみたら、車の台数は100台くらいにはなっていましたが。

駐車場のの路面は、ひび割れて草が生えていました。

   
まとめ

以上のような状況・・・・まあ、残念だけれど仕方ないかな

ASKAに乗りたい人はお早めに!」、としか言いようがありません

事実上、いつでも乗り放題2500円だから、
アスカ、ボブスレー、ジャングル巡航船が好きなだけ楽しめると考えれば、
リーズナブルな価格だと思います。

あやめ池と比べると、池がないばかりか、木陰も少なく、コンクリートの地面が目立ちます。このため「公園」といった要素を感じにくいことから、あやめ池のお客さんがこちらに定着するのは難しいような気がします。私はたまたま6月にしか行ったことがないのですが、どうしても「暑さの堪える遊園地」といった印象がぬぐえません。

   

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