木製コースター ASKA
  

ASKAの全景

ASKAは園内でふつうに眺めていると、殺伐とした園内の風景が目に入って必ずしも「綺麗」には見えないのですが、こうやって少し高いところから緑を背景として眺めると、なんとも言えない美しさと存在感を感じます。(ただし、ここ奈良ドリームランドでは、「高いところ」というのがほとんどないので苦労しますが)  

基本的に、木製コースターというのは、少し離れたところから全体を眺めると、ASKAに限らず、どれも美しいですね。

                  

1998年に関西初の木製コースターとして登場したアスカ。

その後、ひらかたパーク(大阪)に木製コースター「エルフ」が登場して、関西圏では2機となりましたが、そちらはだいぶ小振りなので、もちろん今でも関西一でしょう。

←この体感速度100kmというのは・・・。何もこんなところでそんなに虚勢を張らなくてもねえ。最高速度80km/hでいいじゃん。

   
   
ASKAのエントランス

ASKAのロゴの上には「飛鳥」と書いてあります。
もちろん奈良の飛鳥(明日香)を意味しています。
コースターのネーミングとしては最高の部類に入ると思います。

     

2つの巨岩を配したデザインは、もちろん飛鳥の石舞台(下の写真↓)やその他の謎の岩石群---明日香村のあちこちに点在している---をイメージしたものでしょう。やっぱり歴史の重みというのは、すごい。

(これが本物の石舞台古墳です)

   
        
駅舎の階段上から見たところ。
落ち着きというか、重厚感といったものを感じます。

   
        
ところで・・・

さあ行くぞ! と言っても、客が誰も居ない!!

(2003年6月8日、行楽日和の日曜日でした)

   
   
乗る人があまりいないので
なかなか発車しません

→2004年に行った時には、人がいれば、どんどん動かしていました!

  
  
ファーストドロップです

フジヤマのように、最高点から少しだけ右に角度を変えてドロップします。

高低差や角度が控えめなのでややマイルドな印象ですが、あまりそういった事が不満として感じられないコースターです。

   
   
横から見た「巻き上げ最高点?ファーストドロップ」

  
      
そこそこのスピードですが、途中で失速することなく、
一定の速度感が最後まで持続して集中がとぎれません。

「激しさ」といった点からすれば、むしろ「おとなしい」部類かもしれません。もちろん木製だからそれなりの振動はありますが、不快感を生じるような挙動はなく、快適です。

   
       
さてこのASKAの最も素晴らしい点は、とにかくキャメルバックによる
「マイナスG」を感じられる部分が、数多く、そしてバランス良く配置されている、ということです。しかもそのキャメルバックは、木組みの中で越えることが多いので、木製ならではの「スリル」といたものもたっぷり満喫できるコースレイアウトになっています。

短いながらも、楽しい充実したライドが味わえて、一度乗り終えても、またすぐ続けて乗りたくなる、そんな「あとを引く」コースターです。

アメリカのいくつかの木製コースターと同じ作りとのことで、「さすが!」といった感じですね。

   
さて、現在のところ日本にわずか6機しかない木製コースターの1つ

内容も、見た目も、名前も、すごくいい! こんなASKAなのですが

これから先、一体どうなるのでしょうか?

→ASKA乗り撮り編へ

   

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