妙高サンシャインランド
   
       
所在地:新潟県上越市中郷区江口松ヶ峯温泉

交通アクセス:上信越道、中郷インター下車5分

中郷区(旧中郷村)は新潟県の中でも西の端に近いところに位置し、この付近は古くから豪雪地帯として知られているところです。スキーに馴染みのある方には、「妙高高原」と「ARAI」の間、というと分かりやすいかと思います。かなり人口も少ないかと思われるこの豪雪地帯に、どうして遊園地があるかというと、妙高サンシャインゴルフクラブというゴルフ場を中心とした「複合リゾート」の一部として設けられている、というわけです。

どちらかというと、小規模な「附属遊園地」といった趣で、遊戯機械の数も少なく、典型的な「ローカル遊園地」といえますが、その中に、ループコースターとしてはメジャークラスともいえるビッグバーンコースター(那須ハイランドパークのものの兄弟機種)があることで異彩を放っています。

      
   
バルーンタワーから見た妙高サンシャインランドとホテル(右上)

これで大体、全体の3分の1くらいの面積です。ただし、アトラクションとしては、この写真の中に、ビッグバーンコースター、大観覧車、バンジー(右端)、逆バンジー、子供電車、バイキング(右方下に欠けている)、その他、回転系遊具のアストロスィンガー、スペースジャイロ、ジャンプライド、ツイスター、木の陰にアストロファイター、チェーンタワー、と、過半数のものが写っています。

この写真に写っていないアトラクションは、(私が乗って撮影している)バルーンタワー、スーパートマホーク、お化け屋敷、スカイジェット、ゴーカート、ミニF1と、エンタープライズ、メリーゴーランド、それだけです。

パターゴルフ、メリーゴーランド、エンタープライズ、以上3つを除くすべての施設・アトラクションがビッグバーンコースターの内側にあります。そしてそのビッグバーンコースターのコース全長は840mですから、この妙高サンシャインランドの広さは、大体、一辺が200mほど、ということができます。

利用料金は以前は1日パスポートが大人2500円、子供2000円(バンジー、逆バンジーは別料金)という設定だったのですが、2005年現在では入園料300円、乗り物1回300円となっており、実質値上げといってもいい変化が見られました。

豪雪地帯のため、もちろん季節営業で、ゴルフ場、ホテル、ともに4月中旬から11月頃までの営業期間となっています。

           
駐車場から見たビッグバーンコースターと観覧車

このループ部分の形は特徴的ですね。私はどうしても \(^o^)/ のように見えてしまいます。だから、これ見ただけで、何となく楽しげな雰囲気を感じます。観覧車は高さ50mとのこと。

横に走っている赤いラインは何か、というと、後で出ますが、スカイジェットという乗り物のレールです。よく見るとループの中を通っているのが分かります。

        
メインゲート

これは2階建てではありません。上のほうは「かざり」です。中には「みやげもの売り場」があります。

メインゲートと言っているのは、ほかにゴルフ場の側から入れる「北入り口」というのがあるからです。

    
大観覧車からの展望

すぐ隣にはゴルフ場(妙高サンシャインゴルフ倶楽部)が接しています。

    
  

妙高サンシャインホテル

ゴルフ場に隣接。1泊2食付き、遊園地のフリー券付きパックで、土・日・祝日(の前日泊)12000円です。ただし「泊まって遊ぶ遊園地」でないことはまちがいないですが。「温泉展望大浴場」あり。

   
    
パターゴルフ

ゴルフ場が隣接と言いましたが、これはゴルフ場じゃなくて、遊園地の「パターゴルフ」なんです。

本物のゴルフ場との境界ははっきりしなくて、どちらかというとゴルフ場の一部みたいな感じ。

だから整備などもゴルフコースと一緒にしているみたいなので、「遊園地のパターゴルフ」としては、すごく綺麗で本格的な施設です

     
このように柵の一部に出入り口が設けてありますが、確かに遊園地のパターゴルフであることがわかります。

    
    
高いところから見るとこんな具合で、ちゃんとパターゴルフのコース(ホール)がたくさん並んでいますね。木で境された右上の方が本物のゴルフ場です。このパターゴルフは、ビッグバーンコースターに次ぐ、妙高サンシャインランドの「目玉」と言えるでしょう。

  
  
  
スカイジェット

これの赤いレールがビッグバーンコースターと交錯して、特にループの中を通っているのが、ここ妙高サンシャインランドの印象的な風景です。

このスカイジェット自体は比較的ゆっくり走る乗り物です。

スーパートマホーク

各地にある、「サノヤス」の製品。恵那峡ワンダーランドのも同機種。せっかくだからここでも乗ってきましたけれど、やっぱり「苦しい」です、これは。

一般論として、「おとな」の乗るものじゃないでしょうね。特に中高年者の場合、脳出血を引き起こす危険がありますのでご注意ください。

    
  
チェーンタワー

どこにでもありますが、規模が大きいのと小さいのがあります。ここのは小型。

子供にはとても人気があります。もちろん大人が乗っても楽しいです。同じ回転系でも、これは全身に風を受けて、脚もブラブラだから気持ちいいのです。ブランコの発展系といった感じかな。

   
    
バルーンタワー

これもサノヤスの製品で、ほかには三井グリーンランド(熊本)の同名のものと、那須ハイランドパークのスカイバルーンがあります。登り降りを2回やってくれるので、けっこう楽しめます。

ゆっくり動くので怖くありませんが、高所恐怖症の人は辛いかも。

    
  
アストロスィンガー

これも比較的スタンダードな回転系遊具で、各地の遊園地にあると思います。

動きは激しく、ガチャガチャと大きな音がするので、そばで見ているとけっこう怖いです。

  
       
メリーゴーランド

メリーゴーランドとエンタープライズ(回転系の一種)だけは、なぜか外の道路を地下道でくぐった、隣の狭い敷地に隔離されたかのように設置されています。ちょっと寂しい感じ。

   
ジャンプライド

これはバイクのウイリー走行を模した回転遊具です。少し起伏があります。普段は乗れないミニバイクに「またがる」ことができるためか、見ていると、子供にはけっこう人気があるようでした。

ただし、見ようによっては、テレビ「めちゃイケ」の爆走数取団に通じるものがあるので、そういったところが受けているのかも。(このマシン自体はかなり古いもののようですが)

    
  
ツイスターとバイキング

何だか、遊園地というより、児童公園といった趣です

    
  
子供電車

この先頭車両のデザイン?の雰囲気は、かなり古い時代のもののようです。

  
          
お化け屋敷

奇スリラー」となっていますが、どうやら「怪奇スリラー館」のようです。(これは2003年の様子)

最近、こういう所の写真を撮るのが好きになってきたような気がする。

なかなかリアルです

   

けっこう「怖い」感じは出ていますよね!

     
      
まとめ

ちゃんとしたコースター、比較的大型の観覧車をもち、バイキング、スーパートマホークと、親しみやすい回転系遊具、ゴーカートなどをそなえたコンパクトな遊園地です。アットホームな感じで「自分の家の庭」とか「町の児童公園」みたいな「普段着感覚」で遊べる、そんな遊園地だと思います。

近隣の新潟県内、あるいは長野県、富山県などにほとんど遊園地らしい遊園地がない状況下では、貴重な存在であると考えられます。

新しい遊具は見あたらないし、上のロゴのように壊れたところも直していないところから見ると、かなり予算等の面で厳しそうな気がします。

料金体系が変わりました。たとえば、以前は、子供だと1日パスポート2000円だったのですが、今は入園300円、乗り物1回300円。そうすると子供だと6回乗って2100円だから、以前より明らかに値上げになっていると言わざるを得ません。

オフィシャルサイトでは、これを称して「ご利用しやすい料金でお楽しみいただきます!」と言っていますが、いかがなものでしょうか。確かにこういう設定は、「あまり遊ばないけれどちょっとだけ立ち寄る」、または「子供の付き添いの大人」、そういった利用には便利なことは事実ですが、肝心の「遊びたいと思っている子供達」にとっては大きな障害になるだけです。

以前の大人2500円、子供2000円だったら十分に魅力的だったのですが、ちょっと「遊べない」遊園地になってしまった感があり、誠に残念です。利用者のニーズに合わせて、パスポートと「単価払い」の並立(一般に他の多くの遊園地がそうであるように)が良いと思うのですが。

パターゴルフも300円なので、これで時間を稼ぐという手もありますが、パターゴルフは中学生以上との制限があり、そうすると小学生には辛いものがありますね。

しつこいようですが、この内容で、10回乗って、3300円、そのとき、所要時間はおそらく2時間以内・・・。さあ、今後、一体どうなるでしょうか?

まあそれはさておき、近年では、上信越道も開通して、インターがすぐ近くになりました。もっと知られて、入場者数が増えていってくれれば、と祈るばかりです。

長野市あたりから車で約1時間の距離。妙高高原や奥信濃に出向いた折に立ち寄るといいです。ただし、ビッグバーンコースター以外は、これといったものは何もないので、遠くからわざわざ出かけていくのは、ちょっときついです。でも、(絶叫マシン、ローラーコースターの)マニアを自称する方なら、ぜひ!

    

   

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