幻の名機の全貌が今、明らかに!!

ビッグバーンコースター

    

 全長  840m
 最大傾斜  45度
 最高部の高さ  22m
 最高時速  76km

    

「ビッグバーンコースター」といえば、絶叫マシン好きの人だったら、まず必ずと言っていいほど、那須ハイランドパークのビッグバーンコースターを思い浮かべることでしょう。最大斜度75度と、現在でも国内のファーストドロップとしては最大の斜度を誇る、「伝説の名機」と言ってよい存在。そちらがあまりにメジャーになっているので、ここ妙高でビッグバーンコースターなどというと、単なる「パクリ」かと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。

これは那須ハイランドパークのビッグバーンコースターとは正真正銘の「血を分けた兄弟」、すなわち、あの富士急のムーンサルトスクランブルやダブルループをはじめ、ブラックアウト、F2などを世に送り出している遊戯機械メーカー「サノヤス・ヒシノ明昌」の作ったコースターなのです。(ちなみに国内には他に北海道の三井グリーンランドに「ビッバーンコースター」という似た名前のコースターがあります。これも垂直ループはないものの、やっぱりサノヤスのコースターだそうです。だから3兄弟と言っていいのかもしれません。)

ファーストドロップに続いて垂直ループが1個配置され、その後は長方形をした遊園地の外周に沿ってアップダウンを繰り返しながら左回りで1周するというきわめてシンプルなレイアウトです。

ファーストドロップの高さ、斜度は平凡ですが、「兄?ゆずり(どっちが兄か弟か知りませんが)」とも言える、たっぷりと助走をつけた豪快なファーストドロップと、後半に配置された3連キャメルバックが大きな魅力のコースターです。

       
  
スタート駅舎

スタート駅舎は、ゴルフ場の続きみたいな、緑の傾斜地の中にあります。少し高台になっている所にあるためか、巻き上げの高さも低めです。

  
      
巻き上げ最高点から、スタート駅舎を望む

通常あまり見かけないアングルの不思議な写真ですが、実は観覧車から撮影したものです。「ゴルフ場の中に作られた遊園地」といった印象がよくわかるカットですね。

  
          
ファーストドロップと垂直ループ

ファーストドロップの傾斜は45度と控えめです。ドロップの後、すぐにループに入るのが特徴です。隣は駐車場。

交錯する赤いラインはスカイジェットで、垂直ループの中を通っていることと、園外に出て駐車場の中を回ってくるところがちょっと面白い。

  
            
ファーストドロップ

巻き上げ最高点に達した後、観覧車の向こうを回って、かなりの長さを走行してからファーストドロップに至っていることに注目してください。

  
  
乗っていても、高さや斜度感に「感じるもの」というのはあまりありませんが、助走をつけてのドロップの入りは、重量感溢れる「引きずり込み感」といったものを生み出します。

那須のビッグバーンコースターの兄弟だ!と実感する瞬間です。

   
  
さらに、すぐにループに入りますから、Gの連続攻撃、という感じです。

  
  
ループを回ったあと一気に登り、その後、ちょっとドロップして、さらにもう一度下って、後半の3連キャメルバックに連続するという流れです。

     
↓巻き上げ最高点から見た、ビッグバーンコースターの全景

垂直ループの後、このように長方形をした遊園地の外周に沿って、左回りで走行します。左に見えるキャメルバックが、3連キャメルバックの一つ目です。

これを見ると、同時に妙高サンシャインランドの広さ(というか狭さ)というのも実感できます。このコースターの内側の部分が遊園地です

  
  
連続キャメルバックの正体
(フィニッシュ手前から見たところ)

こんな感じで3つ連なっています。大きさはだんだん小さくなっています。
(写真向こうから手前へと走行)

    
    
第1キャメルバック

ループ後に登ったあと、2回の小さなドロップを経て連続キャメルバックに入りますが、これがその一番目。この高さから地面に近いところまでドロップするので、かなり迫力があります。それと、入り(登り)では左カーブでバンク傾斜をしながら頂点に達してドロップするので、変化があって面白いです。(写真右から左へと走行)

  
  
第2キャメルバック

「間髪を入れず」という感じで続くところがエキサイティング。
(バルーンタワーの横です)

スピードも落ちませんので、たて続けに浮くことができますよ

    

  
    
「次の運転予定時間」

こういうのがあるところが、いかにもローカル遊園地!

あまり乗る人がいないので、利用者の数を見計らって、その時々、係りのおじさんが適当に決めているようです。この時は30分に1回くらいの運転でした。

あちこちの遊園地に行ってみると、「順番待ちをして並ぶコースター」というもののほうが稀である、ということがよく分かります。

     
   
最前部には「SUNSHINE LOOP COASTER」と書いてありました。車両、シート関係は、ループコースターとしては普通のU字ハーネス付きで、特に変わったことはありません。かなり年季は入っている感じです。

          
   
さあ、それでは実際に乗ってみましょう!
     
お客さんの集まり具合に応じた30分に一度くらいの運転なので、さすがにある程度は座席も埋まります。 席はもちろん好きなところを選べます。最後部に乗ろう、なんていう人は、まず、いない感じ。

でも、このビッグバーンコースターは、ファーストドロップとキャメルバックが魅力のコースターなので、絶対に最後尾の席で楽しみたいですね。

座席は那須ハイランドパークのビッグバーンコースターと同じです。

        
  
巻き上げ最高点に達したあと、ファーストドロップに至るまでに、かなり長いことなだらかな下り傾斜を走行します。大観覧車とこんなにニアミスするというところも、このコースターの特徴の一つです。

      
  
観覧車の横を回り込んだ後も、まだまだ平らな部分がありますこういったところは那須ハイランドパークのものと、ほんとうによく似ていますね

  
  
いよいよファーストドロップと垂直ループが近づきました

        
        
ファーストドロップ

すでにかなり加速した状態でのファーストドロップ突入となりますから、斜度から想像される以上の力強さが感じられます

   
       
垂直ループ

ファーストドロップでの迫力を維持したまま、すぐループに連続するわけで、ここでもかなりの激しさを感じることになります。けっこうGもきつい感じ。

イメージとしては、このあたりすべて、「ずっしりと重い」といった感じを受けます。

       
ループをまわって、すぐ一度登ります。

        
    
続いて小さなドロップがあって、敷地の角に至り、左へ旋回します。カーブするところでは、適度なバンク角がつけられているので、スピードも落ちずに気持ちよく進みます。

  
       
ここから後半の見せ場、3連のキャメルバックです

        
  
最初のキャメルバックが最大で、ここは左カーブしながらなので、バンク角がついたまま進入します。なかなかダイナミックな動きです。

    
  
第1キャメルバックの頂点からドロップ!

これに続いてバルーンタワーの横と、先のバンジーの横にキャメルバックが配置されています

      
  
2つ目のキャメルバックを越えるところ(この後ドロップ)

       
  
最後のキャメルバックを越えて

     
   
ドロップして、登れば、これで終わりです

  
  
  
〜〜まとめ〜〜

国内に2つしかない「サノヤスのビッグバーンコースター」の一つ、という価値。

各種スペックは控えめですが、敷地の外周を悠々とクルージングする感じの大らかなコースレイアウトは、非常ににダイナミックで気持ちよいです。垂直ループコースターでありながら、キャメルバックコースターの「いいところ」を併せ持っているという点では、国内では唯一の存在といえます。

那須ハイランドパークのビッグバーンコースターと同様に、巻き上げた後、だらだらと長い下り傾斜を進み、加速してからファーストドロップに入るので、斜度の割には引きずり込まれるような力強さを感じることができます。

そういったファーストドロップの感覚や「乗車感」といったものから、これはまぎれもなく那須ハイランドパークのビッグバーンコースターと「同じ血筋」だ、と感じることができます。

後半の3連キャメルバックも、気持ちよさ、面白さたっぷりで、出色の出来ばえ。

ほんとうに、「い〜〜い仕事してますねえ〜」と言いたいです。

以上より、コースターとしては「全国区」のレベル。垂直ループコースターとしては文句なく「最上」の部類で楽しめます。と言うか、これはループコースターというのでなく、「ループ・キャメルコースター」と呼ぶべきものかもしれません。

ここに置いておくのは、正直、ちょっともったいない?(失礼!)   

           

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