KING OF COASTERS
FUJIYAMA

フジヤマの全景

 全長  2045m
 最高到達点  79m
 最大落差  70m
 最大斜度  65度
 最大速度  時速130km
 乗車時間  216秒

      

FUJIYAMA(フジヤマ)の概要

コースレイアウトは一見複雑ですが、基本的には細長い敷地内で往復運動を3回(折り返しは主に右回りで比較的急カーブ)行って、スタート地点に戻るという形です。これほどに長くてバラティに富んだコースを比較的狭い敷地の中にぎっしり詰め込んだため、終始、コースが複雑に交錯するレイアウトとなっています。ある意味では極めて日本的なコースターと言えるかも知れません。

そしてこの複雑なコースを、豊かなスピードを持続しながら疾走するため、上下左右に非常にダイナミックな動きをみせ、躍動感のあるライドが楽しめます。最後のサーフィンコースと呼ばれる部分はアップダウンと左右のジグザグ進行を合体させたもので、他の機種には見られない激しい挙動を示し、最高潮の盛り上がりを見せながらライドを締めくくるという満足度の高い演出になっています。

車両高、背もたれとも非常に低いため、上半身の開放感があり、これで大きく傾斜しながら急峻なカーブをハイスピードで回るスリルがたまりません。

とにかく、中味がぎっしり詰まって、最初から最後までたっぷり楽しめる素晴らしいコースターです

欲をいえば、ファーストドロップが孤立してしまって、さあ、始まったと思ったら、すぐお休み、みたいな感じになるのがちょっと残念です。しかし、セカンドから先は「一気に怒濤の攻め」みたいになり、しかも最後までこれでもかと盛り上げるので、結局、最初の「変な間(ま)」のことはほとんど印象に残りません。だから、それとて大きな欠点となっているわけではありません。

コースの外観(うねり方、色調)、乗車して感じるインプレッション、これらからみて、私としては、実はこのコースターこそ「スチールドラゴン」と言う名前が似合っている、そんなふうに感じています。(そう思いませんか?)

   

フジヤマのプラットフォーム

ゲートに入って、いよいよ次に乗車です。
出発にはスタッフの人が手と手でタッチしてお見送り。
出るとすぐ左に180度回って巻き上げに入ります。

時に、乗車するところまで来て、あるいは座席に着いた後に、
怖じ気(おじけ)づいて逃げ出す人」を見かけることがあります

    
スタート側から見た、フジヤマの全景

巻き上げ、ファーストドロップと、その後の登りで一気に一番遠い方の端まで到達し、
そこでUターンしてセカンドドロップとなります。

フジヤマの車両は背もたれが非常に低くて寄りかかれないので、
巻き上げの間は、後ろに倒れないように、首と腹筋に力を入れていないといけません。
これが他の多くのコースターと違うところです。

  
  
だんだんと最高点に近づいて行きます。

最高点ではしばらく水平な部分があって、車両全体が完全に登り切ってから、ファーストドロップに入ります。だから、その出だしはスムーズです。

座席には囲まれ感がないので開放的で、乗っていると数値以上に高さを感じます。

天気がよければ、最高点では正面やや左に富士山の素晴らしい景観がみられ、まさに絶景といえます。これはフジヤマの大きなチャームポイントです。

   
       
FIRSR DROP

最高点で少し走行して、わずかに右に角度を変えてから、一気にファーストドロップとなります。 高さ79mからの落下。最大斜度65度です。

車両の両側、背面の高さが低くて、上半身の開放感がG00Dですから、思い切り両手を挙げて、発声してください。

手摺りをぎゅっと握ったり、脚を踏ん張ったり、身を屈めたりしないこと。

この続きは次のFUJIYAMA乗り撮りフォトでお楽しみ下さいGO!!
    
おまけ
金のFUJIYAMA(フジヤマ金太郎)2002年7月登場。
何だか金のシャチホコみたいなイメージです。
「エグい」と言うか何というか、この趣味は・・・。
金箔3kgを貼り付けて総工費1億5000万円とのこと。
こんなものが登場するところが、まあ富士急らしい。
(でも、これはこれで、なかなかいいです)。

さらに2003年10月末には、1億円をかけて銀箔1kgを貼り付けた、
銀のフジヤマ「フジヤマ銀次」も登場。
ここ富士急は、金銀入り乱れて、何だかすごいことになってます。

こんな事ならいっそのこと、「金閣寺」のノリで、支柱、レールも含めて全部金色にしてしまえば、外国人観光客もいっぱい訪れるのではないでしょうか---「黄金の国、ジパング」みたいな・・・

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